老熟♪
昼過ぎに帰宅すると何かの番組で、94歳になるおばあちゃんが編み物をしている姿がテレビに写っていた。
もちろん顔には深いしわも刻まれてはいるけど、穏やかな優しい表情で、とてもそんな年齢にはみえない。
傍らに寄り添うお嫁さんは71歳。。。まさかこの年までお姑さんが健在とは当初は考えなかったかもね(^^;)でも、仲がよさそうなのは険のない二人のほのぼのとした表情で何となくわかる。
しかも、この94歳のおばあちゃん(お嫁さんもそういわれるお年だけど。)短歌も作られるようで、雑誌におばあちゃんの作品が載ってる。
季節の花を見て、誰かを慕っているような歌だった。(^^)
そしておばあちゃんは「今までなあんも、辛いと思ったり悲しいと思ったりしたことないから、辛い歌はつくれません。いままでとっても幸せ」と優しい表情で語っていた。
辛い経験や苦しい経験もしてきたかもしれないけど、物事は心の持ちようでこんなにも平穏な老いを迎えることができるんだとちょっと、感動した。
物事をひねくれて、斜めからの視線でみたり、人に厳しくなる前に、もっと物事を素直な目で見て受け入れる寛容さを老いに向けて学ばなければなとおもった。
穏やかに、優しく人生を生きてきて、この境地に達したまさに、老熟とはこのことだわ。
さてっと、人間の7倍の早さで、老熟に向かう我が家のわんこの散歩にいかなきゃ。
高砂百合♪