明日の記憶♪

sarasa1232006-05-13

 今日も雨。。。
夫婦50割引で「明日の記憶」の映画を見に行きました。
やはり中高年が多かった(^^;)

まず、見終わって思ったのは、「ひとごとではないな。。。。」という感想です。
そして、こういう、大変な病気になったとき、誰がそばにいて、壊れていく相棒を支えていけれるだろうか。。。。ということ。または、壊れていく自分のそばには誰がいるのだろうか。。。という、切実な思い。

主演の渡辺謙さんは、ご自身が以前、白血病という、重篤な病気になられた経験がおありなので、この映画の中でも病気の宣告を受けてからの衝撃、葛藤、焦燥。。。その表現力が演技とは思えないほどとてもリアルでした。

そして、記憶は次第に失ってはいくけれども発病しても、人間としての感情は残っていること。。。
山小屋の陶器窯での、同じくアルツハイマーになった大滝秀治さんとのやりとりには、飾りのない人間としての本能的な会話に胸が熱くなります。

妻役の樋口可南子さんは、「阿弥陀堂便り」のなかでも、情感こもった夫婦愛をみごとに演じていましたが、この映画の中でも若年性アルツハイマーの夫をけなげに支え続ける妻役がとても好感が持てました。

あなたの一番大切な人と一緒に見てほしい。。。そんな映画でした。。

明日の記憶