硫黄島からの手紙♪

sarasa1232006-12-17

 日本側から見た硫黄島の戦い。。。パパさんと見に行った。長女も行くはずだったけど二日酔いでパス。。。(^^;)

これは、アメリカ人のクリントイーストウッドが監督の作品?!と驚くほど、日本人の心情や日本軍について、深く洞察して描いているのに正直驚いた。

渡辺謙さん扮する、栗林忠道中将は、アメリカ留学での経験を生かし斬新な思想をもって、奇抜な作戦で40日間にもおよぶ戦闘を硫黄島で繰り広げた。
家族思いの、温かい人の情を持った中将として描かれていたのが、この悲惨な映画の中での唯一の救いだった。

また、お国のために戦死するのではなく最後まで、どん欲に生きて妻子の元に帰ることを望み続けた若い兵士役を嵐の二宮和也君が好演していた。

天皇陛下万歳!と言って死んでいった兵士達の心の中には、何よりもそれぞれの愛する家族
愛する人へ書かれた多くの手紙にその、身が引き裂かれるような切実な思いが綴られていた。。。

映画を見ながら、あまりの悲惨さに目を覆いたくなる場面も多かったが、これはノンフィクションであるという事実が戦後60年以上も経って尚、これからもこういう戦争があったという事実を後世に伝えながら、平和や命の大切さ、人間愛...etcを改めて考えてみる良い機会になる良い映画だと思った。

硫黄島からの手紙