孤高のメス

 とても暑い一日でした。
映画のマイレージポイントが6ポイントたまったので、涼みがてら
ただで映画を見に行きました♪

なかなかいい映画でした。
地味でまじめに制作された本格的な医療を取り扱った映画でした。

「ただ目の前にいる患者さんを救いたい」という、堤真一演じる当麻医師
の困難な手術に立ち向かう真摯な医師としての姿、そして、それをフォローする
夏川結衣演じる看護師 浪子の健気さやシングルマザーとして強く生きる
たくましさ。。。また、名優 余貴美子の存在感がこの映画を一層引き立てています。

手術シーンのあまりのリアルさに目をそむけたくもなる個所もありますが、
それだけ現実の場面に遭遇したようなリアルな映画でした。

何度も体験したパパヤンの手術や闘病の日々を思い出し心が痛みましたが。。。

決して最新医療の整っていない田舎の市民病院が舞台ですが、
いま、患者のたらいまわし、医療ミス、医師の立場を悪用した傲慢な
人間として恥ずべき行動、etc 忌まわしいニュースを聞くにつれ
本当の医療とは、また、あるべき理想の医者の理想像を目の当たりにした思いです。

当麻医師の最終的に選んだ道も、やはり、いさぎよくこの暑い夏の一日に
すがすがしい涼感を味わうことができました。