僕と妻の1778の物語

この映画を見に行くのは少し迷いましたが、SF作家 眉村卓さんの
亡き奥様との実話であること、それに、主演の二人が良かったので
見に行くことにしました。

レディースデイということで、主婦やら夫婦連れで満席でした。
私の隣の席に座ったおばあちゃんが
「始めて一人で来たのよ」といいつつ、杖の置き場所に戸惑っていたので、
全席の傘立てにいれてあげ、「映画館は暑いわね〜」といいつつ
バックから、あめちゃんをだして、私と左隣の方に配ってくださいました(笑

私の周りにも、いつもあめちゃん持参のこういうおばちゃんがいるけど(笑)、なんだか、なごやかな映画館での光景でした♪

話が脱線しましたが。。。リセットして。。。。(^^;)

BY the way
こういう手のストーリは、ほとんどが、押しつけのお涙ちょうだい的なものが
多いのだけど、これは、ニュアンスが少し違いました。

もちろん、自分の体験を思い出し、泣ける場面はありましたが、
SF作家である、夫役の草磲剛さんのユニークで非現実的な描写がところどころに
みられて、笑えるシーン満載でした。

それにしても、草磲剛さんは、ますます味のあるいい役者さんになったなーて
思いました。

飄々としてて、草食男子的でありながらも、凛として誠実で、やさしいまなざしにも強い意志を感じ取れるし純粋で、本当にいい人なんだろうなーて感じられます。

竹内結子さんも、相変わらずきれいでかわいらしく、それでも、日々やつれて
いく様を見事に演じていました。

見終わった後に、悲しみばかりでなく、どこかすがすがしさを感じるのは
いつまでも、妻に生き続けてほしいと願いつつも、心の片隅に別れの覚悟が
ちゃんとできていて、それでも、日々、精いっぱい限られた日々を共に生き抜いた悔いのない夫婦愛をみせてくれたからでしょうか?

でも。。。今生の別れは、切ないものですね。。。。