悪魔を見た

 レディースデイなので、見に行きました。

ビョンホンシファンらしい女性に交じって、若い男性や中年のおじさんの姿も結構いました。(驚)

ビョンホンシのポストカードのプレゼントがありました♪ラッキー

初っ端は、相変わらず、素敵なスーツ姿のかっこいいビョンホンシの
おちゃめなシーンに、ニタニタして期待を膨らませていましたが。。。。

ほどなく、直視できないような猟奇的なシーンの連続で、自分の認識の甘さを
嫌と言うほどしらされたのでした。

オールドボーイ」のチェミンシク演じる殺人鬼ギョンチョルのすさまじい
悪人ぷりと吐き気のするほどのえげつない気味悪い犯人像に
気分が悪くなるほどでした。

婚約者を殺され復讐の悪魔となっていくビョンホンシ演じるスヒョンの
絶望的な悲しみと怒りが狂気となり、スクリーンいっぱいに悪魔
と化した彼の復讐劇が展開していきます。

愛する者を殺された犯人に「同じ目にあわせてやりたい」「その倍の苦しみを味あわせてやりたい」という、被害者側の内なる真実の叫びと、殺された婚約者へ
の深い愛情の矛先が、ただただ犯人へとストレートに向かっていく。。。

これは、実際、普通の人間は、行動にできないだけで人間だれもが持つ
普通の感情です。

罪を憎んで人を憎まず。。。。て、言葉もありますが、それだけ被害者である
婚約者を深く愛していたという意味では、これほどグロい映画ではありながらも
純愛を貫いている映画ではないのでしょうか?

ラストに、ビョンホン演じるスヒョンが復讐劇を完結して
慟哭しながら歩いている彼の内なる深い絶望と悲哀の姿の中にこそ、
この映画のすべてがあるように思えます。

人間は、純粋で、愚かで、残酷で、そして悲しいものです。。。。