星守る犬

レディースデイなので、見に行きました

こういう動物が登場する映画は、必ずと言っていいほど涙が付き物ですが。。。
御多分にもれず、泣かせてもらいました(^^;)

が、泣けたシーンが、ハッピーが一番幸せだった時代を彷彿させるような
キャンプ場にいたよその家族が楽しそうにバーベキューをしているところに、
野犬のようにみすぼらしくなったハッピーが現れたところで、その家族の
父親が、ハッピーを「野犬だ、ふざけるな」と言いながら、致命的な傷を
負わせてしまうという虐待シーンだったのが、とても残念でした。

リストラにあい、離婚した人生のどん底にいた中年おやじと旅を続ける
愛犬ハッピー。。。お互いに心のよりどころとして深い愛情でつながって
いました。
市役所の青年が「ハッピーは最後までお父さんと一緒で幸せだった」
みたいなことをつぶやいてたけど、親切な新しい飼い主になれる人が現れた
時点でいくらハツピーがくさりをちぎり追いかけてこようとも
その人に託すという選択もありではなかったかしら。。。。と思う。

お父さんは病が重篤になり目も見えなくなりお金も食料も底をついてしまう。

ハッピーはおとうさんのことは決して忘れないどろうけど、それでも信頼できる
新しい飼い主と、もっと穏やかで幸せな余生を過ごせたかもしれないですね。

この映画を見て、これは映画だけの世界ではなく、今現実に震災に遭われた
方たちも同じような境遇で、厳しい現実の中で人間も愛犬もさまざまな悲しみを味わっているんではないかしら。。。と胸が痛くなった。

星守る犬。。。とは
手に入らないものを求める人にことを言うらしいけど
きっとハッピーは、自らの命が絶える最後まで、冷たくなったお父さんに
寄り添い星を眺めながら、幸せだった家族と過ごした日々が
再び戻ってくることを願っていたのかしら。。。。

エンディングの平井堅の主題歌がとってもよかった♪