母の分骨の旅

姉と妹とで、高野山に母の分骨の旅に出かけました。

新大阪で待ち合わせ、それから地下鉄で難波まで行き、そこから南海電鉄
極楽橋駅に到着、そこからケーブルカーで高野山駅に到着。
その後は、バスで分骨をする金剛三昧院につきました。

なんせ、われわれ三姉妹は、誰のDNAをひいたのか(爆)子どものころから
ドジなずっこけ姉妹で、一見まじめでお利口に見えるのですが(笑)
姉なんか、日増しに母に似てその天然ぶりに大笑いさせられるのです。。。

そんなものだから、待ち合わせの時点から、え!いまどこどこ?となかなか
落ちあえず、またバスの中でも、切符がないないと大騒ぎの珍道中で、
ひんしゅくものながら分骨とは思えない楽しい旅でした♪

金剛三昧院では、おごそかに分骨の儀式を済ませ、これで、母も先祖代々の
人たちと故郷のお墓で眠りつつも、1150年余の歴史ある弘法大師空海
世界遺産である大霊場にも分骨しやすらかに眠ることになります。

折しも、高野山は紅葉の美しい季節で、標高900メートルだけあり
一日目は、下界よりは低い気温となっていましたが、ことさら紅葉の鮮やかさが
ひときわ目を引きます。

宿坊の不動院は、新館客室は旅館並みの施設を持ちつつも宿坊ならではの
精進料理を頂いたり、安土桃山時代の建築の座敷で朝食を食べる貴重な体験
をしました。

また、朝食前には朝のお勤めをしたり歴史的寺院での癒やされた宿泊でした。

二日目は、あいにくの雨模様でしたが、宿坊でお借りした大きな傘をさせば
歩いても御支障ないくらいの雨で、ひときわ、紅葉の鮮やかさを楽しめました。

まず、奥の院まで行きました。世界遺産に指定された高野山の素晴らしさと
神秘あふれる雰囲気で、奥の院に続く石畳の両脇には、豊臣家はじめ
歴代の大名や藩主のお墓がずっと続いています。

ここは、ただならないパワースポットを感じ、その霊気で鳥肌が立つほど
で、とても癒されました。

外国の旅行客が多いのも目立ちます。

母のお骨も、金剛三昧院に納めましたが、いずれ奥の院に納められるようです。

それから、小雨のなか、総本山金剛峯寺、霊宝館、大伽藍。。。などを見学し
紅葉の美しさを愛でながらの、世界文遺産に登録されている多くの重要な
文化遺産に触れることのできた素晴らしい二日間でした。[[