風立ちぬ

公開を楽しみにしていていましたが、レディースデイなので早速見てきました。

前から好きだったユーミンの「ひこう雲」の主題歌の流れるエンドロールで
しみじみと映画の余韻に浸ってしまいました。

とても、綺麗で、悲しく、そして、強く前向きになれる、いい映画でした。
航空機設計のエンジニアである堀越二郎の飛行機にかける飽くなき情熱と
菜穂子との運命的な出会いと純愛は、堀辰雄の小説「風立ちぬ」のエピソード
を交えて、ジブリの美しい映像の世界観とともに自然にスクリーンに
引き込まれていきました。

ただ、純愛映画ではなく、戦争、震災、病。。。と、世の中には
波乱万丈なありとあらゆる困難な出来事のが押し寄せてきても
自分の夢に向かいあらゆる努力を重ね真摯に、前向きに生きた、堀越二郎
その夢に寄り添い、若くして、ひとり空に旅立っていった妻、菜穂子の
まっすぐな生き方に、涙とともに爽やかで、これからを生きる私たちに
何かのメッセージを伝えるようなラストでした。

同じくエンジニアであったジブリ好きのパパさんが居れば、きっと一緒に
見に行って隣りで先に涙していたことでしょう(笑)
映画の中で出てきたあの白い木製の計算尺は、我が家の机の引き出しに
今も眠ってます(笑)